2025年度 共同研究の公募を行います
申請期間
~2月10日(月)日本時間24時 締め切り厳守
糖鎖生命科学連携ネットワーク型拠点:J-GlycoNetは、文部科学省の共同利用・共同研究拠点制度により認定された、以下の研究所等からなる、「糖鎖」に関わる生命科学研究を支援するネットワーク型拠点です。
- 東海国立大学機構名古屋大学・岐阜大学 糖鎖生命コア研究所
- 創価大学 糖鎖生命システム融合研究所
- 自然科学研究機構 生命創成探究センター
J-GlycoNetでは①異分野融合研究の促進、②各コミュニティとの頭脳循環促進による人材育成、③日本の糖鎖科学の専門家であるコラボレイティブフェローを軸としたオールジャパン糖鎖研究体制の構築を行います。
1.はじめに
動物や植物、微生物にも、その命を支える3つの分子の鎖としてゲノム(核酸)・タンパク質・糖鎖があります。しかしながら糖鎖はゲノム・タンパク質に比べて圧倒的に情報量が少なく、多くの生命科学分野の研究者にとってはこの「糖鎖の壁」を避けて通らざるを得ない状況が続きました。その糖鎖の壁の扉を開けて、異分野融合研究を推進し新しい生命科学を拓くことがJ-GlycoNetのビジョンです。
オールジャパン体制の糖鎖拠点ネットワークを活かし、「糖鎖」という研究分野と異分野との融合研究を通じて生命科学を発展させることを目的とし、以下のとおり共同研究課題を公募します。
また、J-GlycoNetでは、糖鎖科学以外の異分野研究者、若手研究者及び女性研究者の参画や、海外研究者との国際共同研究を積極的に支援しています。
2.公募課題
1)一般共同研究 【支給金額:上限20万円】
新しい糖鎖融合研究領域の萌芽となる、自由な発想とアプローチによるボトムアップ(提案)型の共同研究です。糖鎖が関わる幅広い研究テーマを公募し、生命科学及び周辺分野を中心に多様な研究を支援します。
2)課題設定(ネットワーク連携)共同研究 【支給金額:上限50万円】
J-GlycoNetが提示する研究テーマ(以下参照)について、申請者(研究代表者)がJ-GlycoNetを構成する2機関以上の研究者と合同の研究チームとなって実施する課題設定型の共同研究です。多角的な視点を経て糖鎖研究から多様な生命科学を開拓し、人材交流の促進、独創的な研究への発展を目指します。
※本課題は2ヵ所以上の受入機関を横断する研究チームとなりますので、主となる受入機関を決めてください。
研究テーマ
※以下から1テーマを選択
- 糖鎖が関与する疾患の分子機構の研究
- 糖鎖の生物学的機能の基礎研究
- 多様な糖鎖関連分子に関する研究
- 糖鎖構造解析のための新技術開発
- 情報科学を用いた糖鎖解析リソースの開発
3)コラボレイティブフェロー(CF)申請型共同研究 【支給金額:上限30万円】
様々な分野の研究者、CF及びJ-GlycoNetの受入機関に所属する研究者の3者が連携して行う異分野融合型研究です。CF及びJ-GlycoNetが持つ様々な糖鎖技術・ノウハウ・設備・人脈をつなげて協同することで、新しい生命科学の創出を目指します。
※CF(https://j-glyconet.jp/cf/)が申請者になり、異分野の研究者とチームを組み、J-GlycoNetの受入研究者を設定して申請してください。
4)ヒト糖鎖情報解読共同研究 【支給金額:上限50万円】
HGAと関係した基礎的または応用的融合研究を推進します。
- 文部科学省大規模学術フロンティア促進事業(https://www.mext.go.jp/a_menu/kyoten/1383666.htm)
- ヒューマングライコ―ムプロジェクト(https://human-glycome-atlas.org/)
- 受入研究者と事前に提案が本課題の趣旨に合うかを必ずご相談ください。
3.国際化への取り組み
研究計画に海外からのJ-GlycoNet関連施設への訪日実験が含まれる場合については、上記支給金額に加えて海外渡航に係る旅費を追加で支援します。(1件あたり上限20万円)
- 計画段階で実際の渡航者・渡航計画を検討したうえで申請してください。計画した渡航が実施されない場合、本措置については原則返還となります。
4.受入研究者
J-GlycoNetを構成する研究所等が共同研究の受入機関となりますので、研究所等の中からJ-GlycoNetの受入研究者をお選びください。
https://j-glyconet.jp/about/member/から、研究所等に所属する研究者へのページに行くことができます。各研究者の研究テーマ等を掲載していますので、共同研究者・研究所等の選定に活用ください。
申請にあたって、申請者は希望するJ-GlycoNetの受入研究者または糖鎖研究推進室(https://j-glyconet.jp/consult/)と研究課題の目的や計画について十分な打ち合わせを行ってください。申請内容によっては、より適切な研究所等・受入研究者へ調整させていただくことがあります。
- 計画段階で実際の渡航者・渡航計画を検討したうえで申請してください。計画した渡航が実施されない場合、本措置については原則返還となります
その他詳細はこちら
申請方法
糖鎖研究連携推進室、受け入れ研究者と相談し、応募する各型の申請書をダウンロードし必要事項記載の上、申請受付フォームからお申し込みください。
なお、申請書は、ファイル名を【ご所属・代表者名】のPDFファイル(5MBまで)にして、ご提出ください。
(公募期間:~2月10日(月)日本時間24時 締め切り厳守)
(ご質問等ございます場合は までお願い申し上げます)